皇子神社 (『世界の中心で、愛をさけぶ』ロケ地)

 皇子神社です。映画「世界の中心で、愛を叫ぶ」のブランコのシーンはここで。

 地元では大抵、皇子神社のことを「権現さん」と呼んでいる気がします。少なくとも僕は「権現さん」が正しくは「皇子神社」であるということを
小学校の高学年くらいになるまで知りませんでした。だもんで「今日学校終わったら、ごんげんさんで野球しよーで」みたいな感じでした。

 僕が小さい頃、このブランコをおもいっきりこいで、皇子神社の下の海に放り出されるようなスリル、ないし爽快感を味わった記憶があります。
 でもいい年の大人はおもいっきりブランコはやめましょう。このブランコ、映画の中でもありえないほどのサビが目立ちましたし、
いい加減老朽化している雰囲気なので、いまおもいっきりブランコをやると、ほんとに海まで落ちるかも。



皇子神社の夏祭り

 皇子神社の夏祭りは、全国でも珍しい夜の船祭りです。毎年、旧暦の6月14・15日の満月に近い金・土曜日に行なわれ、江戸時代から続くといわれています。

 土曜日の祭り本番を盛り上げるのはやはり、「花火」と「だんじり」ではないでしょうか。特に「おせだんじり」。
 「おせ」は方言で大人の意。このお祭りでは「子どもだんじり」もありまして、それに対して、「おせだんじり」なわけです。

 そして、この地元漁師さんたちを中心とする「おせだんじり」は、映画「世界の中心で、愛を叫ぶ」にエキストラ出演した、まさにその「だんじり」なのであります。
 映画の中では情緒あふれるいい感じって感じでしたが、実際のお祭りではそれに加えて、荒々しく暴れまわったりもしますです。「よっさぁよぉ!」「ド、デ、ドン!」「よっさぁよぉ!」「ド、デ、ドン!」ってな感じで、掛け声と太鼓の音が激しさのピークを迎えると同時に、打ち上げ花火も連打連打で最高潮。なんかこちら観客の気分も盛り上がりまくります。

 で、「船渡御(ふなとぎょ)」。海に並んだ漁船の上に屋台を組み、それに「おみこし」や「だんじり」、「獅子」が乗り込み、満月のもと、海を渡ります。月光に照らされた海に鳴り響く太鼓や鐘の音は、まさに幻想的。って思います。