ベンツ求む

涼しげなところでところてん
 先日。っつっても、もうすでに結構だいぶ前なのだけれども、まぁ先日。 九州在住のお友だち、しょんさんが香川に遊びにおいでました。

 前回はうどん学校に行ったりなんかしたりしたのですが(2006年11月19日参照)、今回もうどん巡りをベースに、なんだか涼しげで素敵なところでところてんを食べる、クソ暑いなか金毘羅さんにのぼって半泣きになる等、県内西へ東へと楽しく観光致しました。

 移動は常に地元友だちが運転するファミリーカー。観光にはぴったりのカーナビはもちろん、テレビ・DVDも搭載のくつろぎ空間で、僕などは助手席で、隙を見ては内緒で仮眠をとる始末。そんなこんなで実に快適に、香川県を遊びたおしたのでございます。

 で、ですね。そんとき助手席でまどろんでいて、あ。って思いました。あるいは、むむ。ないし、うわっちゃあ。って思いました。
 香川とかとにかくそういう地方・田舎で遊ぶにはこれ、「車」が必須である、と。かつ道路知識またはカーナビゲーション、そして男前な運転技術。
 田舎においてはこれらのアイテム・能力を備えていないと、婦女子とおでかけするのもままならない。すなわち圧倒的にモテない。もうねぇ、はっきり言って致命傷ですよ。
 うわっちゃあ、こんなところにも俺のモテん理由があったんかーって、もう一気に目が覚めましたよ。

 ひるがえって僕自身をかんがみるに、とにかく運転がへたっぴで、へたっぴが故に運転が嫌い、嫌いが故にへたっぴが増す、といった案配で、車社会から脱落するらせん階段をひたすら転がり落ちており、正味出かけるときはいつも友だちの車に便乗する、あるいは弟に送ってもらう、やむを得ずマイカー(軽自動車)に乗るときは、おばはんのような姑息な運転でよそ様に迷惑をかける、といった体たらくで、そうやってよくよく考えてみるに、私はどう考えてもモテようがございません。

 そういえば以前、合コンってわけでもないけど、友人の友人とか、あんまり話したことのない男女何人かで集まって飲んだとき、車の話になりました。

 あたかも車好き・運転好きを装って僕も会話に参加することはできたかもしれませんが、でもそれはやっぱなんてゆーか逆に男気に欠けるじゃないですかぁ?
 だもんで自分、正直にカミングアウトしましたですよ。
「俺、軽自動車しかよう運転せんし」
 そしたらさー、女性陣に「ぎゃははははは!」って腹抱えて笑われましよ。別にギャグで言うたんちゃうっちゅん。誠実な男気発言やっちゅん。

 あまりに悔しかったので僕は、
「お前らいまに見とれよ。今年の夏は、絶対普通車に乗れるようになってやる!」
 と夏期の目標を宣言。
 そしたらまた「ぎゃははははは!」ってなって「もちろん高速道路にも乗れるようになるんやろ?」などとなめた口を利かれたので、
「なに言よん!それは来年とか再来年とか、第2第3段階のステップやろが!殺すきか!?」
 って言ってやりました。
「じゃあ彼女ができてどっか県外遊びに行きたいって言われたらどうするん?」
「おーおーおー、行ったらええやん。俺けっこー助手席からタバコに火ぃ点けてあげるんとか上手いんやで?」

 しまいには、こいつダメだ、ダメ男だ、みたいな雰囲気が女性陣のみならず男友達のほうにも漂い始め、最終的に
「皆様のお知り合いで、車の運転が大好きな女性、そう、例えばベンツに乗ったお嬢様などがいらっしゃいましたら、是非わたくしめにご紹介下さいませ」
 と僕が言い放った時点で、飲み会はお開きとなりました。

 ちなみにその飲み会へは、弟に車で送って行ってもらっていて、帰りはタクシーで帰るつもりだったのですが、車で来ていてお酒を飲んでいなかった女性陣の一人が、僕ともう一人の男友達を家まで送り届けてくれました。すごい男前な普通車でした。ホレそうになりました。でもベンツじゃなかったので、そうでもありませんでした。

 とかなんとか、とにかく情けないことだと思う。
 男子たるもの、車のハンドルは常に片手で扱うぜ、くらいの心意気が必要だと思う。教習生ばりに両手の僕は、情けない男だと思う。

もうおうちへかえりましょう こんな情けない夜は、ほむほむを読んでダメな男は僕だけじゃないのね、と安心感を得てから寝るに限る、と、就寝前に本棚から穂村弘著『もうおうちへかえりましょう』を取り出したら、その本の帯に

「白馬に乗ったお姫様はまだ?」

と書かれてありました。

 いかん思う。こんな本読んどったら俺いかん思う。こんな本読んどるからベンツに乗ったお嬢様を待ってしまうんや。

 最近は、阿部和重とか村上龍とか、なんか凶暴な感じのする小説を読むようにしています。


【昨日のでぶろぐ】
インディヴィジュアル・プロジェクション朝食: 親子丼、かまたまうどん
昼食: 我慢
夕食: 肉じゃが、ピーマンの肉詰め、納豆
深夜: 一平ちゃん、のりたまごはん、焼酎ロック

・ランニング4km、素振り、シャドーピッチング
・半身浴1時間 (阿部 和重 『インディヴィジュアル・プロジェクション』

体重: 75.0kg
体脂肪率: 26.7% (低い 標準 やや高い 高い

でかいこと言ってすみませんでした

高松シンボルタワー展望台での結婚式 まいど。更新が滞っております。3ヶ月ぶりの更新です。
 まだ今年に入って2回しか更新していません。今日が3回目。もう5月も終わりなのに。
 2007年のブログ目標「年間更新回数12回」に、早くも黄色信号です。ってゆーか、もうすでに赤信号。どっかでなんとか帳尻を合わせたいと思います。

 で、この3ヶ月間、果たして一体何をやっていたかと申し上げますと、自分、太っていました。

 ええ、それはそれはもう、肥えております。腹の肉はもちろん、乳のあたりもだらけきっている次第です。もうねぇ、だるだるですよ。階段を下りるときとか、お腹とおっぱいが、ぶるんぶるんしますですよ。

 今を去ること3ヶ月前、前回の日記の時点で体重が70kgあって、友人の結婚式でタンスに眠りっぱなしのスーツを着るために3週間で15kg痩せるとかって宣言しましたが、実際には5kgしか痩せられませんでした。でかいこと言ってごめんね。もう言いません。

 結局5kgぽっちでは自分のスーツに腹が入らず、もうねぇ、当日みんなには内緒にしてたけど、ぶっちゃけ結婚式にはお父さんのスーツを借りて行きましたよ、ええ。しかもお父さんのスーツでさえ腹が入りかねましたゆえ、ズボンのホックは開けっ放しでござぁしたよ、ええ。チャックだってよく見りゃ5分の1くらい開いてましたですよ、ええ、ええ。

 ちなみにそれからリバウンドで、8kgの増量に成功しました。

 そんなこんなで近頃は、「でぶ」が原因でめっきり「うつ」になっております。

 例えば先日なども、友人に飲みに誘われたりしたのですが、誘われた瞬間、正直まず頭に浮かぶのが「ええ~、俺いま太っとるし、人に会いたくない。いまの俺は本当の俺じゃない」という概念で、でもまぁなんてゆーか、そこは僕も大人なわけであって、だみだだみだ、せっかく誘ってくれたのに「でぶ」を理由に断っちゃだみだ、と自分自身を叱咤鼓舞。

 ところがなんとか飲み会に参加しては、案外一人だけ大ハシャギしたりして、例えば友人がタバコを吸っている姿を見つけては、「ぶっ、まだタバコなんて吸ってんの?だっせー。いまの時代、タバコなんて吸ってちゃ出世できないぜ」などと、自分は出世どころか就職すらままならないことを棚に上げ、一人でぎゃあぎゃあよそ様に説教する始末。

 とまぁ、なんか意味がよくわかりませんが、とにかく何かに追われるように飲み会で一人無駄にハシャいだ後は決まって、鬼のような虚脱感およびストレスに見舞われる次第でして、飲み会から家に帰ったら、そういった虚脱感・ストレスから逃れるために、自分こっそり換気扇の下でタバコをふかしたりなんかしています。
 でかいこと言ってごめんね。もう言いません。

「うつ」な人ほど強く優しくなれる―うつで疲れたあなたの心に効く「こころのリハビリ」 ところで先日、本屋さんを散策していたところ、奥のほうの薄暗いエリアで平積みになっていた本のタイトルが、ががんと僕の目に飛び込んできたというのは、これすなわちそのタイトルが『うつな人ほど強く優しくなれる』というものであったからであって、ほんまっスか?ほんまに強く優しくなれますか?僕もできればなりたいです、と、すがるような思いでそちらの本を手に取り、目次をけみしたところ、なんと第4章、”うつな心を楽にする『ブログ療法』のすすめ”なんつってるじゃござぁせんか。
 あります。自分、あります、ブログ。もう3ヶ月やってないっスけど。
 そっか~、そうやったんか~、ブログやらんかったけん俺、うつやったんか~。解りました悟りました。この本、ください。
 って感じで、そっこーその本買いました。

 ちなみにその本、自分まったく読んでいません。基本的に僕の中では、その手の自己啓発本の類は、”買った”という事実が重要なのであって、それだけでなんだか素敵な大人に一歩近づけたような気になれるのです。
 そもそも本屋さんで目次読んだだけでもうすでに解ったし悟ったし。
 そう、合言葉は「ブログ療法」。
 つまりはきっと「ブログでリハビリ」。ひいては「ブログでダイエット」。そうだ、そうに違いない。ブログを頑張れば、1ヶ月で20kgくらい痩せられるに違いない。

 ちなみに今、くわえタバコでこの日記書いてます。ええ、吸ってます。どんまい。精神が落ち着きます。でもこれが最後の一本です。なぜならブログをやりはじめたから。合言葉は「ブログ療法」。わはは。草々。


【昨日のでぶろぐ】
本当はちがうんだ日記朝食: 水で我慢
昼食: 焼きソバ、そうめん、ざるうどん、のりたまごはん
夕食: 親子丼(大盛)、納豆、なんかようわからん野菜、焼酎(緑茶割り)

・半身浴1時間 (穂村 弘 『本当はちがうんだ日記』

体重: 73.2kg
体脂肪率: 26.5% (低い 標準 やや高い 高い

異臭騒動

 時はあたかも1ヶ月前。
 朝起きたら、なんか家ん中が臭うっていうか、異臭がするっていうか、むしろヒンシュクをかえりみず、あえて明言いたしますと、まぁはっきり言って家中にほんのり、うんちの臭いが立ち込めていたわけであって、「ちきしょー、また近所の放し飼いにされた犬が、ウチんとこの庭にフンしていきゃあがったな。おいっ、おめぇさん。どこかにフンがあるはずだから、ちょいと家のぐるりを見てきておくれよ」なんつったら、「へいっ!」つって威勢良く庭に飛び出しましたのは、私の従順なる下僕、ウチの弟であったのであり、部屋に戻ってくるや、「いや、別にどこにもうんちやなかったで。むしろ一番、この部屋が臭う。ってゆーか、お前。ズバリお前からうんちの臭いがする」とかって指差され、下僕の反逆。

 ここで1つ、一人の大人として、断固断っておかないといけないことがありますっていうのは、別に僕がその時、うんちを漏らしていたわけではないということ。断固。むろん家の隅々にまで行きわたるような強烈な放屁をかましたわけでもなく。断固。

 ホワイ?ほな、なんで?なんでうんちの香りがするん?
 はい。それにつきましては心当たりがありますです。

博士の異常な健康 ちょうどその前日、Amazonで注文していた水道橋博士著 『博士の異常な健康』が届き、早速読破するやいなや、多大なる感銘を受けに受け、健康開眼、即実践、第1章「髪の毛が生える秘訣、これでいいのだ!」でとにかくタバコは頭皮によくないと言われれば、ただちに自らもこれを禁じ、そのあとの「健康コラム1 ダイエット」で1日2リットルの水がダイエットに効果的と聞けば、ただちに水をがぶ飲みに飲み、第4章「未知なる肉体と対話する―ファスティング(断食)」にてファスティングによる肉体改造効果を知るにつけ、ただちに3日間の断食をば敢行。

 ってことで主に大量に摂取したミネラルウォーターのせいか、翌日からすぐさま、これまで蓄積していた老廃物が体中から染み出してきたと思われ、がんがん異臭を放出するに至った、とまぁおそらくそんな按配です。

 で。それから1ヶ月。
 僕の体は俄然健康、一切の老廃物を体に残すことなく、むしろなぜか不思議と体から、ジャスミンの素敵な香りが漂って、巷では”歩くアロマテラピー”ともっぱらの評判。
 というのはもっぱらウソで、相変わらず、というか、よもや体中の毛穴という毛穴から”すかしっぺ”が出てるんじゃないかって感じで、というのも、水飲み健康法をばりばり継続させつつも、と同時に老廃物もばりばり溜め込んでいるっていうか、すなわちやっぱ断食系の活動が上手くいかないっていうか、断食によるストレスによる暴飲暴食がもはやどうにも止まりませんって感じであり、さらにはそんなこんなでここ1ヶ月、食生活は、断食、断食、断食、バカ食い、断食、バカ食い、断食、バカ食い・・・みたいな体たらくで、二六時中ぐんぐん胸焼けがするというのはこれほんの序の口であって、近頃では、固形のものを食べると10分以内にお腹を下すという始末、日常生活もままならないほどに健康状態がイケてない状況である次第です。

 でもまぁたぶん、実は今いい感じのはずです。バカ食いさえ我慢できれば大丈夫です。たぶん今僕の体、過渡期なんですよ、不健康から健康へ移行する。そうだ。きっとそうに違いない。健康になるためなら、少々体を壊してもかまわない。健康のためなら死ねる。そんくらい今、気合入ってます。

 というのも、きたる3月10日、友人の結婚式があるのですが、1年前、別の友人の結婚式を機に買ったスーツが、今入りません。
 自分、今、体重ちょうど70kgあるのですが、そのスーツ買ったのが60kgのときでして、しかも試着のとき、お店の人の「ウェストがかなり苦しそうですね。お直ししましょう」という申し出に対し、「あ、だいじょうぶっス。自分、あと5kgヤセる予定なんで」と言ってこれを拒否。

 つまりはすなわち、僕のこのスーツときたら、体重55kg仕様のものであり、ということは3月10日にこれを着ようと思えば、3週間で15kg痩せないといけません。

 1週間で5kg。うむ。まぁ余裕っすわ。
 なぜならいま、僕の中で健康がアツいから。
 スーツ着るためにダイエット、とか、そんな低俗なことは言いません。ぶっちゃけ確かにデブ仕様のスーツを新たに購入するっていうのが絶対イヤっていうのはありますが、まぁそれはさておき、なんていうか、ダイエットのためのダイエットではなくして、あくまで健康の副産物としてのダイエット?最近オレ健康が趣味なんだけどさぁ、普通に健康やってたら自然と3週間で15kg痩せちゃったぜ、みたいな?そんなイケてる健康ゼリフを3週間後にぬかす予定です、体からジャスミンの香りさせながら。

 じゃ、ま、そゆことで。
 今日もほんのり部屋に異臭を感じますが、どんまい、どんまい。過渡期、過渡期。


【昨日のでぶろぐ】
長生きしたければ朝食は抜きなさい―体の不調を根本から改善する驚異の「甲田式健康法」とは朝食: 水
昼食: コンソメスープ
夕食: シイタケの澄まし汁、納豆

・ランニング10km
・[腹筋 20回、背筋 30回、女の子腕立て 15回] × 3セット
・半身浴1時間 (東 茂由 『長生きしたければ朝食は抜きなさい』

体重: 70.0kg
体脂肪率: 25.7% (低い 標準 やや高い 高い

ぶっこみ初日の出

桂浜で初日の出 それにつけてもブロガーの人はすごい。
 昨日久々に、何人かのブログやってる友だちのブログを見たら、ばっちり元日に、あけおめ・ことよろ日記を投稿しているわけであり、さらにはその元旦日記に対して、同日ないし翌日に、あけおめ・ことよろコメントがわんさと寄せられているわけでして、すごいなぁ。活気のあるブログだなぁ。

 僕もせめて、友だちのブログに、あけおめ・ことよろコメントを差し上げなぁ、と思ったのだけれども、とにかく活気のあるブログ、元旦以降もばんばん日記が更新されているのであり、いまさらどの日記にのこのこと、あけおめ・ことよろ!とかってコメントしてよいやら皆目見当がつかず、半泣きで一人、パソコンの前でおろおろしたあげく、もうええわーい。新年の挨拶、年賀状、初詣等、そういった類の日本古来の礼儀作法は、まったくもって迷信にすぎない、と一人豪語。ブログコミュニティのスピードに対応する才もなく、今年もこうやって友だちが一人また一人と減っていくのだなぁ、と、早くも”私の2007年は呪われた年”感にさいなまれています。

 そんな非社交的な僕ではありますが、今年の元日は、友人2人に連れられて、高知は桂浜に、初日の出を拝みにまいりました。

 まぁ初日の出っつってもこれやはり、僕に言わせれば迷信の一種で、お日さんなんて毎日のぼっとるっちゅん、と、一見斜に構えた態度を見せつつも、ところで年末のある日、朝4時に目が覚めて、なぜか「あ、坊主にしよ」と思い、思い立ったが吉日ってんで、そのまま朝の4時から、マイ・バリカンを駆使して自分で自分の頭を丸坊主、服に毛がつくと洗濯がたいへん、と、脱衣所でフルチンになってマイ・バリカンを振るったのが災いしたのか、俄然風邪引き、元旦もすこぶる体調が悪かったのですが、まぁなんてゆーか、正味の話、初日の出に対して、実はかなりやる気満々でした。
 大晦日は風邪薬飲んで、夕方からぐっすり寝て、元旦未明に起床、のど飴大量に舐めながら、必死で行きました、桂浜。マスク姿で。坊主頭にマスク。

疾風(かぜ)伝説特攻(ぶっこみ)の拓 (1) 夜明け前の桂浜は、得てして暴走行為に特化していそうな仕様のバイクおよび車で大混雑。怖かった。
 ライダーの人たちのコスチュームも、マンガ『ぶっこみの拓』に登場するキャラクターそのもので、おおー、すげー、ぶっこんどるのー、って感じでした。 人によっては、走行中に風を避けるためでしょうか、マスクをしている人も。それがまた迫力増進。
 一方友人の車の助手席で、「日本の夜明けは近いぜよ」と、坂本竜馬の迫真のものまねを披露していた僕も、同じくマスク姿。

 そんなこんなで、初日の出。予想外の美しさ、雄大さに感動。

 んじゃ、ま、帰りますか、ってんで、車で帰路、香川に着いて、んじゃ、ま、良いお年をってことで、って解散。
 で、自分の車に乗り込んだのが、午前10時ごろ。その段階で、もうどうしても、何が何でも『ぶっこみの拓』を読みたくなっていた僕は、ブックオフに直行。子どものお年玉ねらいで元旦からやってるはず、という僕の読みはズハリ的中、案の定営業していたブックオフ店内で、『ぶっこみの拓』立ち読み。

 1時間くらい読んでいて、はっ!って気づきました。
 俺、元日からブックオフの少年マンガコーナーで、小・中学生に混ざって、おっさん一人。しかも坊主頭にマスク。プチぶっこみスタイル。微妙にぶっこんどるおっさんが、『ぶっこみの拓』を必死で立ち読み。

 それってどーなん、大人として。

 大人失格な自分に気づいた僕は、すぐにマンガを棚に戻しました。危なかった。全巻読破する前に、気づいて良かった。

 大人に昇格した僕はその後、元日からブックオフでほくほくしている少年たちとは一線を画するべく、おもむろに入り口に向かい、入り口そばの買い物カゴを1つ手にするやいなや、きびすを返し店内奥へ突入、青年マンガであるところの、弘兼憲史作『ハロー張りネズミ』全巻、および『部長 島耕作』全巻をがんがんカゴにぶっこみ、レジへ直行。

 どいや、小僧ども。これが大人買いよ。これぞ大人の元日よ。なめとったらちゃっそ。

 というわけで、正月休みは、ひたすらマンガを読んで過ごしました。あと1日中、食って飲んで。これぞ大人の正月。

 ちなみに今、ビール飲みながらこれ書いてます。ええ、酔ってます。酔った勢いで書く。土曜の夜に。ええ歳のおっさんが。これぞ大人のブログ。


【昨日のでぶろぐ】
hon-nin vol.01朝食: あんこもち雑煮(もち3個)
昼食: ペペロンチーノと白いごはん
夕食: すき焼きと白いごはん、缶ビール3本

・ウォーキングは正月休み
・半身浴1時間 (松尾スズキ他 『hon-nin vol.01』

体重: 74.0kg
体脂肪率: 27.2% (低い 標準 やや高い 高い

ズバリ前世はサルトルだわよ

残された玉ねぎ
 庵治町も、まったくもってマジ寒いです。

 ということで、やっと我が家から、夏のゲテモノたちが姿を消しました。
 我が家は庵治町の山の中腹部にありまして、家の裏はまさに森、みたいな住まいであり、夏はムカデ・ヤモリが、秋にはカマキリが猛威を振るうという、えげつないことこの上ない家であるわけでありますが(2004年10月05日2004年10月10日2005年05月25日参照)、今年もなんとか乗り切ることができました。

 そういえば1ヶ月くらい前。
 自室でパソコンをこちょこちょしていたところ、庭先界隈で、「ぼっほーん」という、車のボンネットになんかの物体が軽く接触?みたいな、そんな音がして、そしたらそれを合図とばかりに近所の犬たちが、ぎゃんぎゃんぎゃんぎゃん吠え狂っており、あらあら、接触事故か何かかしら、やだわ、などと思いつつも、うちの車ではないはず、なぜなら庭の、1台収容可能な駐車スペースに、ちゃんと車庫入れしてあるから、と、なおもキーボードをこちょばしていたところ、隣室にいたうちの弟も、庭先の異変を感じ取ったような気配で、カーテンをシャッと開ける音がして、約3秒。
「えぇぇ・・・・・・」と何やらどん引きのご様子。
 僕の部屋からは庭は見られないので、隣室に向かって、
「どしたん?事故?」
 と問うたところ、
「うちの車の屋根に、サルがおるんですけど・・・」
 と、弟。

 なんですとーーっ!!!
 瞬間、以前いのししを庵治で見かけ、そのことをブログに書いた際(2005年06月09日参照)、「ネタに困ってもウソは書くなよ」「姑息だよね」「その前に痩せれば?」「かわいそう」等、友人から浴びせられた侮辱的言葉の数々が、走馬灯のごとく脳裏によみがえり、この度は、この度こそは、証拠を押さえてみせまする。すなわち僕は、サルを撮る。庭に飛び出し、サルを撮る。いぇす!俺、サル撮る!!と心に激しく誓いつつ、僕のテンションは急上昇。そっこーデジカメの準備に取り掛かったのであります。

 ってそこでさらに、は!って思いました。俺、サル撮る・・・、は!サルトル!って。

 高校1年の夏休み。社会科の倫理の授業の宿題で、2人1組のペアになって、哲学者誰か1人に関してレポートをまとめ、夏休み明けの授業で発表しましょう、っていうのがあった。僕は、通称すーさん(仮名)という男子クラスメートとペアを組み、“サルトル”という昔の外国の偉い人を調べることになったんだった。
 だけれどもレポート作成に関しては、すーさんに完全丸投げ。夏休み明けの発表でも、すーさん制作の原稿を、意味も解らずただ棒読みに読む、という体たらく。
 ごめんね、すーさん。
 でもでも、僕はせめて、サルトルという人の名前だけは、覚えようと思ったんだ。外国人の名前がどうしても覚えられない、という特異体質な僕だけど、せめて名前だけでも頑張って覚えようと思ったんだ。
 サルトル。サルトル。覚えられん。
 サルトル。サトエリ?サルバドール。
 ごめん、やっぱ無理です。って、そこで僕は思いついたんだ。あ、こういうんは、どっすか?と。
 香川県は小豆島のサル山で、サルと一緒に記念写真を撮る、という場面をイメージする。はいっ、ちーずっ。サルと撮る。ひいては、サルトル。ね?ほら覚えた。サルと撮る。サルトル。ね?万事おっけー。はっきり言って、もうサルトルの哲学・思想を極めたに等しいよね。
 ありがとう、すーさん。
 そして今、ああ、なんと数奇なことでしょう、僕は今、まさにサルトル。

 などと、思い出とも白昼夢ともつかない映像・概念が、脳みその中でぐるぐるしていた僕は、それでもデジカメの準備に余念がなかったわけですが、そうはいっても微妙にうつろになっている僕を、うつつの世界に引き戻してくれたのが、庭の様子をうかがい続けていた弟の、衝撃的な発言でした。
「あいつ、あの体格、絶対ボス猿やわ」

 え?ボス?ボスってことは強いんですか?怖いんですか?今まさに、庭に飛び出さんとしている僕の身体は、けっこー危険にさらされるのですか?
 まさか。のんのん。テレビで見るパンくんは、ジェームズととっても仲良し。すごくキュートなジェントル・サル。いわんや素朴な庵治の自然で育った野性のサルをや。

 とかなんとか思いつつも、用心にこしたことはございません、デジカメのスタンバイを終了し、家の裏口のドアの隙間から安全を確かめた上で、のそっと飛び出し、しゅらしゅらと壁づたいに小走りしたあげく、ようよう渦中の現場にたどり着いた僕の、一連のへっぴり腰な行動は、さしずめ刑事コントの自主練習。
 もうサルなんて、いやしねぇ。
 車の上に残されたのは、駐車スペースの天井に干してあった玉ねぎの束と、一口だけかじられた玉ねぎが1個。

 しばし呆然としていると、家の前の道路を、放し飼いにされているどっかの犬が、通り過ぎて行きました。ハッハハッハ、ただならぬ様子で。辺りをくんくんしながら。


【昨日のでぶろぐ】
くっすん大黒朝食: 我慢
昼食: 我慢
夕食: みそキムチ鍋(白いごはんは我慢)
深夜: 缶ビール2本、加ト吉冷凍うどんをペペロンチーノ風・焼うどんにアレンジ、白いごはん(のりたま)

・ウォーキング早朝1時間
・半身浴1時間 (町田 康 『くっすん大黒』

体重: 72.0kg
体脂肪率: 26.7% (低い 標準 やや高い 高い