They say it was in Aji.
や。どうも。
今朝の早朝ジョギング中、道路の真ん中をスキップするカラスに追い抜かれてしまったぼくです。
早朝ジョギングを始めて1ヵ月。
スピード、距離は本気で全然たいしたことないものの、割と長い時間を走ったり歩いたりできるようになりました。
先週末など、未明から庵治町の山とかをよらよら徘徊しまわった時間は、ちょうど4時間。
なぜ4時間もよらよらしていたのか。
なぜならそれだけ体力がついてきたから、というわけでもなく、4時間かからざるを得なかったというか、要は普通に、迷子になっていたんですね、地元で。
半泣きでした。
とにもかくにも、段々長い時間走ったり歩いたりできるようになるにつれて、徐々に装備もかさばってきたというのは、まずはやっぱ、帽子をかぶるようになりました、日焼け対策として。
あと、水分。ちゃんとした市民ランナーの人は、この水分問題をどうしているのかよく分からないのですが、もうなんとなれば自分などは、首から水筒をさげています。
それに自分、極度の汗かきで、2時間もよちよち走ったら、首タオルが20回くらい汗をしぼれるようになってしまったので、予備のタオルを2、3枚。
で、その予備のタオルを携帯するのに、イマイチ手ごろな入れ物がなく、押入れから引っぱり出してきた、高校時代通学に使っていた「なんちゃってバックパック」みたいなリュックサックを背負うことに。
と、ここでふと先日徘徊中、カーブミラーに映った自分の姿を見てぎょっとなったっていうのは、上から、帽子・首タオルおよび首からさげた水筒・リュックサック・半ズボンと、何やら遠足スタイルというか、むしろ遠足のコスプレをしているおっさん、もしこれで白のハイソックスを履いていようものなら『8時だョ!全員集合』のコントで子どもを演じる志村けんのような恰好をしていることに気づいたから。
カーブミラーに映る自分に向かって思わず、「志村ぁー!後ろ後ろぉー!」と叫びそうになりました。
そういえばジョギング中にすれ違う、ウォーキング中の老夫婦、畑仕事をするおじさん、犬を散歩させるおじいちゃん、市民ランナー、超速い自転車で疾走するお兄さん等に、いつもかなりジロジロ見られているような気がするのですが、気のせいでしょうか?
とかなんとか、えらいブサイクなランナーではありますが、ブサイクはブサイクなりに、まぁなんとか今のところジョギングが続いている次第でして、で、「飽き」とかが来ないように、日曜日走るときなんかは、ジョギングコースの新規開拓を試みているわけで。
ある日曜日なんかは、海岸沿いを走っていてふと横の山を見上げ、「あれ?もしかしてこの山越えたら、いきなりウチの自宅界隈にたどり着いたりするんちゃん!」と、自分の第六感がスパーク。
海岸沿いの道路から、山に向かう道に入り、ずんずんずんずん登っていったら、へい、行き止まりやし。
ちょっとだけ引き返し、また別の上り坂をチョイス、ずんずん行ったら、へい、また行き止まりやし。
そうやって、ちょっと引き返しては別の上りをずんずん、行き止まってうくく。引き返してはずんずん、うくく。を繰り返し、精神が異常に疲弊、「もお!おれの第六感のバカあ!」と自分の右脳の不甲斐なさを呪いつつ、また別の上り坂をずんずんしていたら、なんだかモヤモヤと霧みたいなのが立ち込める、若干神秘的な感じのする場所に出た。
なんやここは。
森?
桃源郷?
とにもかくにも、これは明らかに吉兆やろ。
この桃源郷を抜ければ、我が家があるに違いない。
と確信に満ちた足取りでずんずん行ったら、へい、行き止まりやし。
この瞬間刹那、「もうボク、家に電話してお母さんに車で迎えに来てもらう!」と衝動的にケータイを手にしたのだけれども、幸か不幸か、アンテナが圏外でした。
やっぱり自力で帰ろうと、思い直しました。
自力で帰るには結局、元の海岸沿いの道路まで戻るしか選択の余地はなく、半泣き状態で道を下っていたら、捨てる神あれば、拾う神あり。
民家がわりとある辺りまで下りてきたら、道路脇のその一つの庭で、洗濯物を干しているおばさんがいた。
ここは一番、勇気を振り絞って、
「すいません、ウチまでどやって帰ったらえっすか?」
と、一か八かで我が家までの最短の帰路を聞いてみようと思ったのだけれども、おばさんに近づいていって判明したのは、そのおばさんと思っていた人は、実はまだまだ余裕で二十代と思しきかなり若い奥さんで、まぁ奥さんなのかその家の娘さんなのかは分からないのだけれども、とにかく若くて、さらに下世話なことを申しますと、はっきり言ってその奥さんがえらい可愛い奥さんで、ひるがえってみるに自分はというと、志村スタイル。
リアルに変なおじさん。
完全に心がひるんで、そちらの民家を素通りするに至りました。
かなんかゆーてますけど、そうやって知らん道をあえてうろちょろしているもう一つの理由として、以前ウチの弟が友だちと庵治町内で犬の散歩をしていて、その時も山とか知らん道をずんずんテキトーに行っていたらしいのだけれども、
「牛を放牧している草原に出たことがある。その雄大な風景は、とても庵治の風景とは思えなかった」
と語ったことがあり、
「おお、ほいでその草原、庵治のどの辺にあるん?」
と問うたら、
「わからん。」
ときっぱり。
何処かにあるユートピア。
どうしたら行けるのだろう。
教えて欲しい・・・。
ということで自分、その牛の放牧地帯を暫定的に「天竺」と呼ぶことにし、そこに行けばどんな夢もかなうかも知れない、と夢想しつつ、なんとか自分の足で「天竺」を探し当てたいと、そう思って日曜日はなりふりかまわず志村スタイルで旅を続けているという、そういう次第です。
地元庵治町内での、極めて小さな旅ですが。
てかほいで先週、4時間も迷子になっているうちに、牛がいっぱい飼われている「小屋」は、発見した。
もしかしたら、時間帯や日によって、あの子たちが放たれているのではなかろうか。
ならきっとあの辺りに天竺があるに違いない。
その牛小屋界隈を離れる時点でもはやすでに身体は疲れ切っていたのだけれでも、きっとそのうち天竺にたどり着けそうな目算が立った気がして心は快調、また得意の海岸沿いのコースに戻りジョギングをしながら調子に乗って、
「いんがんだーあらっ がんだーあらっ ぜいせーいとわずいんにーんでぃあっ」
と、わりと普通の大きさで口ずさんでいたら、後ろから
「おはようございます!」
とランナーの男の人がすごいスピードで僕を抜き去っていった。
【昨日のでぶろぐ】
体重: 74.6 kg
体脂肪率: 24.2% (低い 標準 やや高い 高い)
脂肪量: 18.1 kg
推定摂取カロリー: 2600kcal
・庵治町内迷子 3時間10分
・半身浴30分 (桐野 夏生 『グロテスク〈上〉』)