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高高ナイスくじ運

 今朝四国新聞を見てから、ひとり密かに微妙な興奮状態です。
 高松高校野球部キャプテン、池内君がやってくれました。秋季四国地区高校野球大会の組合せ抽選会で、みごと今夏の甲子園準優勝校「済美」を引き当てました。でかした、池内君。済美は今年の春のセンバツでは優勝しています。そのバッテリーが新チームでも健在です。まちがいなく現役の高校生で、最も多く甲子園のマウンドを経験しているピッチャーが相手です。
 そのピッチャーをもしかしたら高高がバスター攻撃等で、かきみだすかも知れん、と思うとなんか興奮してくる次第であります。

 四国新聞でキャプテン池内君がカッコええコメントをしているので、以下四国新聞より抜粋させていただきます。

 高松・池内主将の話
チームメートから済美を引いてこい、と言われていたが、本当にそうなった。どこも強豪なので相手は関係ない。一生懸命プレーするだけ。田窪(投手)を全員で支え、いい試合をしたい。

 チームメートが済美を引いてこい、って言ってたなんて、頼もしいじゃないですか!おっさんも密かに済美を引いてこい!って思っとったよ、誠に勝手ながら。やろうぜ、やろうぜ!高高野球をいっちょ、かましてやろうぜ!っておっさんは黙っとれっちゅうん。
 ぐぅぅぅ!見たい!見たぁてたまらん、高高対済美。行くか?行ってまうか?高知球場へ、今週末。

ミラクル高高

プレイボール  昨日、高松市のオリーブスタジアムに高校野球を観に行きました。秋季四国地区高校野球県大会、高松商―高松。ここ最近の地元紙四国新聞を読んでいて、高松高校野球部(以下、高高)のファンになったからです。

 普段はそれほど高校野球に関心のない僕が、高高の快進撃に気がついたのは、準々決勝。四国新聞をみると、甲子園常連校の尽誠学園がまさかの敗退と。その番狂わせを起したのが高高。
 新聞をよく読むと、今年の高高は打者全員がランナーの有無に関わらず、バスターで打ってくるというじゃありませんか。シブい、シブすぎる。
 バスターというのは通常ランナーがいる場面で、バッターは最初バントの構えをとり、ピッチャーが投げる瞬間打つ構えに戻って思いっきりバットを振り抜くっていう、「送りバントとみせかけて実は打つのさ」みたいな技です、たぶん。
 でも高高はランナーおらんときも常にバスター。プロ野球でもたまに打撃が苦手なピッチャーがこの打ち方をしているのを見かけるような気がします。たぶんボールをミートしやすいんじゃないでしょうか。今日の四国新聞の総評にも「(高高は)尽誠戦では内野安打5本を放つなど、しっかり打球をたたき、打ち取られても全力疾走で相手守備の動揺を誘った」とあります。なんとさわやか、かつシブい野球でしょうか。彼らは実力の差を、粘り強さと工夫で埋めているのです。

 僕の個人的な印象ですが、高高は例年、初戦を突破できるかどうか、といった感じだと思います。ただ余談ですが、同校は県内では一、二を争う進学校で、偏差値だけなら県内最強の野球部かもしれません。現在東京六大学野球の東大でプレーする松家投手、升岡捕手のバッテリーは高高の同級生だそうです。(ちなみに、NHK朝の連続テレビ小説『天花』のヒロイン、藤澤恵麻ちゃんも同級生らしい。)

 でまぁ余談はさておき、結局高高は3回戦から準決勝までの3試合をすべて逆転勝利でかざり、ノリにノッた状態で名門高松商業との決勝戦を迎えたわけです。こらぁ、一ファンとして、応援に行かないかんやろ、と。

 で行ってまいりました、応援してまいりました。試合前のノックから観ていたのですが、今大会11個のエラーを記録している高高に対し、高商のほうは、雰囲気があるというか、貫禄があるというか。もしかして決勝戦にあるまじき大差で高高が負けるんちゃうんか?と失礼ながらドキドキしていました。
 いざ試合が始まっても、初回からいきなりピンチ。でもなんとか0点に抑える。その裏の高高の攻撃は息つく暇もなく終わり、次の回、またもやピンチ。でもなんとか0点に抑える。…と応援する側もハラハラドキドキです。
 そして3回表、やはり高商打線はすさまじく、いっきに4点を失いました。ミラクル高高の勢いはここまでなんか?俺が応援に来たんがマズかったんか?とわけのわからん不安と責任に僕が襲われ始めたその裏、2番樫原くんのタイムリーヒットですかさず1点を返し、とりあえず3点差にしました。いける!3点差なら「逆転勝利」の圏内や!
 と思った矢先の4回表、高商は2点を追加。その差は5点。うくく。
 しかし!5回裏、僕は「これぞ高高野球」って感じのを目の当たりにしました。まずランナーが塁に出たのですが、素人の僕は「5点差あるから、盗塁もバントもできんな。ヒットを待ってランナーを溜めていくしかない」と勝手に分析していました。でも高高野球は違う。ランナーは迷わずスタートをきる、バッターは迷わず打つあるいはバントする、相変わらずバッターはバントの構えなので打つんだかバントするんだか相手チームはわからない、しまいにはダブルスチール(二人同時に盗塁)をかます、など相手守備を混乱させる技のオンパレード。シブい。そしてオモロい。連打やスクイズなどでこの回2点を返し、またも3点差に縮めました。いけーる!逆転、いけーる!
 高高応援団の誰もが逆転勝利を信じ、高商陣には嫌なムードが漂っていたであろう終盤の8回表。僕は素人解説を同行した友人に披露していました。「高商の打順は1番からの好打順。この回0点に抑えたら、次の高高の攻撃は2番からやけん、流れが絶対くるで!」
 しかし、高商はやっぱり強かった。
 高商打線は、疲れの見え始めた高高のエース田窪くんを逃さず、2点を追加。
 最終回に高高は、代打前山くんがスタンドの「マエヤマ」コールに応え、タイムリーを放つも、反撃はそこまで。

 終わってみれば、14安打を放った高商が8-4で勝利。高高の勢いを、実力でねじ伏せた形となりました。
 でも高高野球部の諸君、君たちのほうが女子生徒の黄色い声援は圧倒的に多かったよ。

 次は四国大会。今日の四国新聞では、高商は「四国大会でも強豪校と互角に戦えるとみていい」って書かれています。なるほど高商はほんま強かった。それに対して高高は「四国大会の戦い方次第では、21世紀枠での甲子園出場の可能性も十分ある」とのこと。いやいや、緊張せずに「高高野球」を出し切れば、四国の強豪校だって食っちゃうと思いますよ、僕は。
 高高野球部の皆さん、四国大会もがんばってね。絶対春のセンバツ、甲子園球場に応援に行くけんのー。