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ズバリ前世はサルトルだわよ

残された玉ねぎ
 庵治町も、まったくもってマジ寒いです。

 ということで、やっと我が家から、夏のゲテモノたちが姿を消しました。
 我が家は庵治町の山の中腹部にありまして、家の裏はまさに森、みたいな住まいであり、夏はムカデ・ヤモリが、秋にはカマキリが猛威を振るうという、えげつないことこの上ない家であるわけでありますが(2004年10月05日2004年10月10日2005年05月25日参照)、今年もなんとか乗り切ることができました。

 そういえば1ヶ月くらい前。
 自室でパソコンをこちょこちょしていたところ、庭先界隈で、「ぼっほーん」という、車のボンネットになんかの物体が軽く接触?みたいな、そんな音がして、そしたらそれを合図とばかりに近所の犬たちが、ぎゃんぎゃんぎゃんぎゃん吠え狂っており、あらあら、接触事故か何かかしら、やだわ、などと思いつつも、うちの車ではないはず、なぜなら庭の、1台収容可能な駐車スペースに、ちゃんと車庫入れしてあるから、と、なおもキーボードをこちょばしていたところ、隣室にいたうちの弟も、庭先の異変を感じ取ったような気配で、カーテンをシャッと開ける音がして、約3秒。
「えぇぇ・・・・・・」と何やらどん引きのご様子。
 僕の部屋からは庭は見られないので、隣室に向かって、
「どしたん?事故?」
 と問うたところ、
「うちの車の屋根に、サルがおるんですけど・・・」
 と、弟。

 なんですとーーっ!!!
 瞬間、以前いのししを庵治で見かけ、そのことをブログに書いた際(2005年06月09日参照)、「ネタに困ってもウソは書くなよ」「姑息だよね」「その前に痩せれば?」「かわいそう」等、友人から浴びせられた侮辱的言葉の数々が、走馬灯のごとく脳裏によみがえり、この度は、この度こそは、証拠を押さえてみせまする。すなわち僕は、サルを撮る。庭に飛び出し、サルを撮る。いぇす!俺、サル撮る!!と心に激しく誓いつつ、僕のテンションは急上昇。そっこーデジカメの準備に取り掛かったのであります。

 ってそこでさらに、は!って思いました。俺、サル撮る・・・、は!サルトル!って。

 高校1年の夏休み。社会科の倫理の授業の宿題で、2人1組のペアになって、哲学者誰か1人に関してレポートをまとめ、夏休み明けの授業で発表しましょう、っていうのがあった。僕は、通称すーさん(仮名)という男子クラスメートとペアを組み、“サルトル”という昔の外国の偉い人を調べることになったんだった。
 だけれどもレポート作成に関しては、すーさんに完全丸投げ。夏休み明けの発表でも、すーさん制作の原稿を、意味も解らずただ棒読みに読む、という体たらく。
 ごめんね、すーさん。
 でもでも、僕はせめて、サルトルという人の名前だけは、覚えようと思ったんだ。外国人の名前がどうしても覚えられない、という特異体質な僕だけど、せめて名前だけでも頑張って覚えようと思ったんだ。
 サルトル。サルトル。覚えられん。
 サルトル。サトエリ?サルバドール。
 ごめん、やっぱ無理です。って、そこで僕は思いついたんだ。あ、こういうんは、どっすか?と。
 香川県は小豆島のサル山で、サルと一緒に記念写真を撮る、という場面をイメージする。はいっ、ちーずっ。サルと撮る。ひいては、サルトル。ね?ほら覚えた。サルと撮る。サルトル。ね?万事おっけー。はっきり言って、もうサルトルの哲学・思想を極めたに等しいよね。
 ありがとう、すーさん。
 そして今、ああ、なんと数奇なことでしょう、僕は今、まさにサルトル。

 などと、思い出とも白昼夢ともつかない映像・概念が、脳みその中でぐるぐるしていた僕は、それでもデジカメの準備に余念がなかったわけですが、そうはいっても微妙にうつろになっている僕を、うつつの世界に引き戻してくれたのが、庭の様子をうかがい続けていた弟の、衝撃的な発言でした。
「あいつ、あの体格、絶対ボス猿やわ」

 え?ボス?ボスってことは強いんですか?怖いんですか?今まさに、庭に飛び出さんとしている僕の身体は、けっこー危険にさらされるのですか?
 まさか。のんのん。テレビで見るパンくんは、ジェームズととっても仲良し。すごくキュートなジェントル・サル。いわんや素朴な庵治の自然で育った野性のサルをや。

 とかなんとか思いつつも、用心にこしたことはございません、デジカメのスタンバイを終了し、家の裏口のドアの隙間から安全を確かめた上で、のそっと飛び出し、しゅらしゅらと壁づたいに小走りしたあげく、ようよう渦中の現場にたどり着いた僕の、一連のへっぴり腰な行動は、さしずめ刑事コントの自主練習。
 もうサルなんて、いやしねぇ。
 車の上に残されたのは、駐車スペースの天井に干してあった玉ねぎの束と、一口だけかじられた玉ねぎが1個。

 しばし呆然としていると、家の前の道路を、放し飼いにされているどっかの犬が、通り過ぎて行きました。ハッハハッハ、ただならぬ様子で。辺りをくんくんしながら。


【昨日のでぶろぐ】
くっすん大黒朝食: 我慢
昼食: 我慢
夕食: みそキムチ鍋(白いごはんは我慢)
深夜: 缶ビール2本、加ト吉冷凍うどんをペペロンチーノ風・焼うどんにアレンジ、白いごはん(のりたま)

・ウォーキング早朝1時間
・半身浴1時間 (町田 康 『くっすん大黒』

体重: 72.0kg
体脂肪率: 26.7% (低い 標準 やや高い 高い

Comments (8)

写真のタイトル『残された玉ねぎ』ってのが悲しすぎるんですけど。

町田康のくっすん大黒っておもしろいんですか?
昔っからタイトルは聞いた事あって覚えてたんやけど読まずに現在に至るんですが・・・
気になる。

庵治さん!!痩せた?しかもヘビロテ更新!!!
半身浴がいいのかも!!
でも、油断大敵!!寝る前の炭水化物は控えましょう。

あの、いつ読んでも思う事なんですが
庵治さんの文章は面白い。ワタシは大好きなリズムです。
でも、この更新が2006ラストなんでしょうか・・・

実存主義とは何か!とサルトルの本にへそくりを隠したきみちゃん(「やっぱり猫が好き」より)が絶叫してたのを思い出したわ。

おさるどん、生たまねぎなんかかじって…。仲間の猿に「くっさ!!」言われてないといいけどねぇ。

>ざっきー☆さん

『残された玉ねぎ』
そう言われると、確かに悲しい。

町田康おもろいっスよ。
僕は町田康を、日本語の神様として崇拝しておりまして、
読書のうちのヘタしたら半分くらいは、町田康。

初めて読むなら、『くっすん大黒』もいいし、
あと、『実録・外道の条件』(角川文庫)っていうのが、
1番とっつきやすいかも。

機会があれば、ぜひどうぞ。

>しょんさん

あんま痩せてないっス!
でも、今日からこそ本気になってます。
もう深夜のバカ食いは絶ちました!今日から!!

お褒めいただき、恐縮です。
機会があればしょんさんも、上記の町田康、読んでみてみて!
僕が町田康ばっか読んでるあまり、このブログの文体は、
町田康をパクろうとして失敗して痛い感じ、
みたいな感じになってますから。

2006、もう一回くらいは更新したいけど、自信はないです。
2週間ぶりに更新するだけでヘビロテですから・・・。

>たらこさん

サルトルさんは、実存主義とやらを提唱したんですか!?
ほんま記憶にねーですよ。

「やっぱり猫が好き」いいですよね、三谷幸喜っぽさも全快で。
恩田三姉妹もお芝居上手だし、たまに出る素笑いとかも面白い。
って、見よう見ようと思いつつも、「やっぱり猫が好き」
DVDとか借りた記憶がないのですが、
僕はいつどこで「やっぱり猫が好き」を見たのでしょうか。
なぞ。

おさるどんと言えど、生で玉ねぎ丸かじりは、キツかったものと思われます。
でも「くっさ!!」とかは言われてないはず。
なぜなら彼は、ボスだから。

庵治太郎さん、お久しぶりです!!
そして、またも、ネタに困ってるんですね・・・。

それはさておき、
最近はブログ更新が盛んになってきてるみたいで何よりです。
ダイエットは続いておられるようですね。
ていうか庵治太郎さんホント太ってないからっ!!

え~僕の近況はですね、
アシタカ『彼女をどうするつもりだ、彼女を解き放て!』
山犬『だまれ小僧!!お前にサンが救えるか!!』
アシタカ『わからない・・・でも、共に生きることはできる!』

・・・・・って感じです。病んでます。

>神戸太郎さん

ご無沙汰しております。

いえ。
上記のデータが指し示すとおり、
わたくし、完全なる肥満体型ですので。
誤解なさらぬよう。

貴君は最近、もののけ姫ですか。
いまいち状況はわかりかねますが、
青春ですね!

とりあえず、のんびりいきましょうぜ!ってことで。

よろしくどうぞ。

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