2004年 12月 2日 (木)
勝手に予習その3 – 『Jam Films』
僕にはお金がありません。甲斐性がありません。髪の毛もありません。
っていかんいかん。いきなり自虐っすか。もうやめようよ、そういうの。暗くなるよ。はい、もうやめました。俺は金持ち、俺はエリート商社マン、髪のボリュームを押さえるのに毎朝苦労するぜ。
・・・・・スイマセン、くだらんことばっか書いて。何がいいたかったかってゆーと、僕はしょっちゅうお金に困ってまして、そんなときは必ず、「あっ、ブックオフで本とかDVD売ったらええやん」とひらめきます。
そこで、いの一番に売却対象の候補にあがるのが、この『Jam Films』です。別につまんないことないんですが、僕が、これはもうめちゃくちゃオモロいに違いない、ってあまりに期待して興奮状態で買ってしまったものですから、実際観て、うーん、まぁまぁ、って感じになってしまいました。ごめんなさい。
何にそんな興奮したって、この映画はショートムービー7作品で構成されてるオムニバス映画なのですが、監督陣がえらい豪華で、日本映画好きにはたまらんかったのであります。
でもまぁ、背に腹は替えられん、ってことで、おっしゃ、これ売ったろ、と決心。でも、行定勲監督『JUSTICE』はめっちゃオモロかったけん、この作品だけでも最後に見納めよー、とその『JUSTICE』をブックオフに行く前に観てしまいます。
主演は妻夫木聡くんです。高校生の役で、英語の授業を受けてます。窓際の席。ふと運動場に目をやると、女子達が体育の授業中でハードルをしています。色とりどりのブルマー達がまぶしい。その中に、のちにドラマのほうのセカチューのアキ役を演じることとなる、綾瀬はるかちゃんがいます。ひときわブルマー姿が妖艶です。ってなんか僕さっきからブルマーブルマー言うてますけど、別に僕がとりわけそこに注目しとるわけじゃなくて、この作品においてブルマーが重要な要素になってますから、僕のことマニアックな子ぉと思わんといて下さい。
でまぁ、なんやかんやあるわけですが、たった15分くらいのお話なのにめちゃくちゃ楽しいんです。なんでこんな短いのにオモロんやー、って感動します。アイディアがすばらしい。さりげないことなんですが、なんでこんなこと思いつくんやろ、ってビビります。行定監督すてき。
『JUSTICE』に感動した僕は、やっぱ売るんやーめた、となります。やっぱこれは手元に置いておこう、と。その分、たばこを控えよう、と。
この一連の行動・思考の流れが、僕のお金に困ったときの儀式となっています。
そしてこの映画を観るたびに、自分の高校時代も思い出します。
僕らの代までは体育のとき、男子は短パン女子はブルマーだったのですが、僕らが2年のときの1年生の代から、男女ともにハーフパンツになりました。やっぱ男子としてはブルマーが消えていくことが、ちょっぴり悲しかったです。
高2のとき、文化祭の前夜祭で、僕は部活の先輩の命令でステージに立つことになりました。体育館のステージ上、部活単位でなんか出し物を披露するようになってまして、他の部はギターの弾き語りをしたり、ダンスしたり、華やかでした。
で僕は何をしたかっていうと、硬派に演説をかましました。硬派に学ランで登場してやりました。
美少女戦士セーラームーンのうちわをあおぎながらマイクの前に立った僕は、残暑厳しい中、勝手に学ランを着ているにも関わらず、第一声「なんか暑いわぁ」と言いました。そして「脱ぐか」と言い、おもむろに上下の制服を脱ぎだしました。
制服の下は、体操服(女子ヴァージョン)。ブルマー姿。
場内のいたるところで、女生徒の悲鳴が発生しました。僕はスネ毛どころか、モモ毛も結構生えてます。剃っときゃよかった。
とは思いませんでした。僕は硬派を貫き通しました。「おい・・・・・・1年生女子。・・・・・・あの体育の時の服装はなんなんだ?・・・・・・なんなんだ?」僕は問いかけました。「女子高生やったら女子高生らしく、俺のようにブルマーをはけーーー!!」僕は右手のこぶしを高々と突き上げ、熱いおたけびをあげました。魂の叫びでした。
前夜祭が終わった後、知らない男子の上級生から「よう言うてくれた!」と握手を求められました。がっちり固い握手。お互い名前も知らないけど、そのとき僕らは確かに、分かり合うことができたんだ・・・・・・。
とかって、スイマセン、アホなこと長々と。とにかくこの『JUSTICE』を見ると、そんな青い時代の、ほろ苦い思い出が、よみがえってきたりします。

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