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ジョギング、シンキング

ジョギングコース  昨日テレビで、朝ジョギングするのはよくない、といっているのをちらっと見ました。なんでよくないのかは、あんま覚えてないです。スイマセン。とにかく、朝走るって健康そうで聞こえはいいけど、実は体によくないってことでした。「健康のためなら死ねる!」と中山きんに君氏は言っていますが、間違った健康のために死んだらかなわんなぁとビビった次第です。

 僕、たまぁ~に走ってます。たいがい3日でヘコタレます。最近走ってないです。
 で、昨日のテレビを見て、「はっ、いかん、走らな」と思い、今朝ジョギングしました。って今朝て。朝はダメってテレビで言うとったやん、って感じですが、かといって、夜はいかん。夜はいかんです。だって怖いんやもん。

 いやいや、怖いっつっても、ただ暗いから怖いってことじゃないんです、なんぼ僕がビビりがちな性格でも。確かにウチの近所(庵治町の山奥)は夜、曇ってるとほんと真っ暗闇です。なんも見えん(逆に晴れてると、月明かりでめちゃくちゃ明るい、星がきれー)。でも別に暗闇はそんなに怖くない。
 じゃあ、何が怖いって、ごくまれにですけど、野良犬がいるんです。あるいは野良犬じゃなくて放し飼いにされてる飼い犬かもしれんです。
 曇っている夜に走っていると、後方の暗闇から、ハァハァハァハァハァハァハァ、という荒い息とともに、ヒタッヒタッヒタッヒタッヒタッヒタッヒタッ、という肉球がアスファルトに当たる連続音が、猛スピードで近づいてくることがあるんです。僕、いい年こいて鬼ごっこで鬼から必死で逃げる小学生のように、後ろをチラチラ振り返りながら全力疾走します。夜に。暗闇で。おっさんが。
 でもこれ怖いですよね?夜はいかんですよね?だから朝、日が昇ってからジョギングするわけです。

 朝なら大丈夫。万事オッケーです。見えますから。朝でも後ろから、ハァハァヒタヒタが近づいてくることがありますが、そんときはすぐさま振り返り、「やるんか、こらぁ!」と心の中でドスをきかせ、相手をにらみつけます、構えはファイティングポーズ。はたから見たら朝っぱらからただのヘンタイ。
 しかし、たとえご近所さんに気色悪いおっさん扱いされていようとも、この戦法で朝における野良犬との戦績は全戦全勝。野良犬はハァハァヒタヒタをぴたっとやめ、僕のファイティングポーズをぼーっと眺めています。僕の放つ気合いは、野良犬の野性をも上回るのです。まさか野良犬にまでヘンタイ扱いされてはいまい。
 僕は野良犬を制止したらそのまま犬から目を離さずに、10メートルほどちょこまかバック走法、構えはファイティングポーズのまま。そして追ってくる気配がないことを確認したら、再びジョギングに専念します。
 専念します、って言いつつ、実はあんまり専念できません。常に走ることに集中してないです。もう頭の中は犬のことでいっぱい。

 もし、あそこで犬の野性の方が俺の気合いより上だったらどうなった?と考えると怖ろしくなってきます。しかし朝負けるわけにはいかん、と僕は犬が襲い掛かってきた場合の対処法を考えます。犬の鼻先にこん身の前蹴り。これだ。きっと犬はキャインキャイーンってなるだろう。もしご近所さんに見られたら「あそこの子ぉ、とうとう動物虐待し始めたで」「ほんまぁ、いつかはやると思とったわぁ」と噂されるかもしれませんが、でもそれは僕の命を守るため。そもそもその犬を捨てた、あるいは放し飼いにしてる飼い主が悪い。
 問題は怖がりの僕がこの対処法通り、ビビらず前蹴りを繰り出せるかどうか。

 などと考えていると、走りに集中できず、むしろイメージトレーニングに集中するために走る速度は超ローペース。
 やっぱり恐怖心を振り払うには、気合いだ。格闘家アニマル浜口氏も常々「気合いだー!」とおっしゃっとる。格闘は気合い。やっぱ前蹴りを放つ瞬間、気合いの声を発したほうがええんちゃうか?「やー!」とかなんとか。なんか「せいやっ!」が一番力のこもった前蹴りが出せそうな気がする。いや、「チェストー!」とかの方が相手の意表をついて案外効果的かも。いやいや、やっぱ蹴りの威力重視で「せいやっ!」やな。一世風靡セピアみたいでちょっとカッコええし。
 よし。イメージトレーニング完璧。そろそろランニングのペース上げて汗かかな。いやいやいや、待て待て待て。俺が走り疲れたころに、犬に遭遇したらどうする?その犬がえらい凶暴なやつだったらどうする?へろへろの状態で勝てるか?逃げ切れるか?
 ここは一つ、体力を温存しておかなければ。

 ってな感じで、めったに野良犬に遭遇することなんてないのですが、しんどいことが大嫌いな僕は、くだらん言い訳を考えつつ、今朝も歩いてんだか走ってんだかわからんようなペースでだらだらジョギング。貴重な朝の時間を明日もだらだら。明後日はたぶん飽きて走らん。

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