戦いの夏が終わる
この夏、ヤツらが大ブレークしました、我が家にて。
我が家が山の中にあるせいか、はたまたいい加減家が古くなっているせいか。去年の夏いっきにブレークを果たしたのは、蚊にそっくりな虫でした。そいつらが夜になると部屋に大量に集まります。ほんま姿かたちは蚊そのもの。でも色は、えげつないほど鮮やかなライトグリーン。
でもまぁその虫は人畜無害でした。蚊ぁみたいに血ぃ吸わんし。多少の不快感はありましたが、「黄緑色がキレイだなー」とつぶやいてみれば、その不快感も薄らぎました。
で、今年。
何がブレークしたかっていうと、ヤモリかイモリか知らんけど、トカゲみたいなヤツですよ。家ん中やからヤモリですか?とにかくヤツ。ヤツら。去年の黄緑虫みたいに頻繁に出現するわけではないのですが、こちらがその存在を忘れた頃に、「ヤツ」は壁をぺたぺた歩いてたりします。
一方の黄緑虫は今年鳴りを潜めていますが、てゆーか「ヤツ」らが全部食うてもーたんちゃうんか?っていうくらい我が家の夏の風物詩がいっきに新旧世代交代したのであります。
僕、ダメなんです、ゲテモノ。ゴキブリとか。我が家ではたまにムカデもにょろにょろしとるけど、ほんまダメ。
そんな私にとって、この夏はまさに戦争の夏でした。
開戦はすっかり暑くなった6月ごろだったでしょうか。母が洗面所で「うわぁ~!」とかなんとか叫んでいるので、なんやなんやと行ってみると、たばこの箱大の「ヤツ」が壁にはり付いているではありませんか。ファーストコンタクト。
しまった、来るんじゃなかった、と後悔しましたが、ここは一つ、長男としての威厳を示さねば、と思った僕は、おもむろに「ヤツ」をわしづかみし、えい!やー!と…、ってウソウソ。そんなん無理。怖いんやもん。
実際の僕は、それでも頭をフル回転させ、「そういえば」と庭からひばしを探し出し、って我が家では「ひばし」と呼んでいますが、よその家でもそう呼ぶんでしょうか?ゴミ拾いするときとかにゴミをつまむ道具。まぁとにかくそれを庭からとってきて、へっぴり腰で「ヤツ」の捕獲を試みたわけです。
「こわっ、こわっ」とか「ううぇ~」とか大騒ぎしながら、なんとか「ヤツ」をつまんだのですが、「ヤツ」の指先は吸盤状にでもなっているのか、壁からなかなかはがれませんでした。ってあ~、思い出しただけで、身の毛がよだつ。僕が人よりわき毛がぼうぼうなせいか、わきの下近辺がゾワゾワしますです。
とまぁそれ以降何回も「ヤツ」らに遭遇することになったのですが、戦闘を繰り返すうち僕の中に、対「ヤツ」らマニュアルができてきました。
1、とりあえず見なかったことにする。
「きっと家を守ってくれてるから『ヤモリ』っていうんだよ」と声に出し、恐怖心から逃避する。
2、どうしても視界に入り、恐怖心がとれない場合は、まずキンチョールを大量に吹きかけ弱らせる(換気してないと、こちらが先に弱るので注意する)。次に、目を離さないようにしつつ、新聞紙等を準備し、それで「ヤツ」をすくい取る。
先日、僕がマニュアル2を遂行する一部始終を見ていた母が僕に尋ねました。
「あんたヤモリどこに捨ててきたん?」
「え?家の前の溝に逃がしてあげた」
「あんたそれ配水管通ってまた家の中に入ってくるんちゃうん?」
「・・・・・」
あぁ、なんということでしょう、ヤモリスパイラル。
ここ最近、めっきり空気が冷たくなってきました。僕の戦いの夏、キンチョーの夏は終わった。
…と感慨にふけっていた2,3日前、いままでの「ヤツ」らより倍の大きさはあろうかという、ありえないくらい丸々と肥えたヤモリが、いきなり天井からボタッと目の前に降ってきました。生まれて初めて悲鳴を上げた。裏声。おっさんが悲鳴。
夏が終わっても、戦いは続くのでしょうか?
Comments (4)
はじめまして庵治太郎さん
私は53歳、庵治在住のおやじです。
今日はじめてこのページを見ました。地元にこんなすばらしいことをしている人を発見して感動しています。
いのししの話がありましたが、ついに農作物に被害がでました。庵治にいのししがいることを私が知ったのは今月被害にあわれた農家に相談を受けてからです。
これから時々このページを見たいと思っています。
Posted by あじのおやじ at 2005-09-21 20:23
>あじのおやじ さん
はじめまして!
コメントありがとうございます!!
この庵治太郎.comは、週一程度で日記を書いている程度でして、
全然すばらしいことではないです。
恐縮です。
せめてもうちょっと頑張りたいと思います。
ついにいのしし被害がでましたか!?
僕の目撃談は誰にも信用されませんでしたが。
たぶん昔から山奥には住んでいたのかもしれませんね。
それが昨年の相次ぐ台風の影響で、今年は山に食べ物がなく、
人里におりてきたのでしょうか?
ちなみに最近、ニホンザルの目撃情報もキャッチしました。
僕はまだ実際には見たことがありませんが。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
Posted by aji-taro at 2005-09-22 23:16
ヤモリですか。我が家にもいます。我が家では夜になると台所の網戸でせっせと食事しています。私もそれを見ながら食事です。ところで、東南アジアにも見た目はほとんど同じヤモリがたくさんいます。でも東南アジアのヤツラは鳴くんです。夕方になるとカエルか鳥のような声で、しかもけっこう大きな声で、そして、朝になるとフンが残されていて、始め私はネズミのフンかと思っていたら知人がヤツラのフンと教えてくれました。
東南アジアの昆虫とか爬虫類にも日本と同じ様なものもいますが、サイズが日本と違っていたりして始めて見たときには驚くものもいます。私が一番驚いたのは、日本では2mmくらいの太さで長さが3cmくらい。でもあっちで見たのは太さ1.5cmくらいで長さ30センチ近く。しかも派手な色(オレンジのまだら色)をしていました。
Posted by 庵治のおやじ at 2005-10-06 19:49
>庵治のおやじ さん
ヤモリを見ながらお食事できるのですか。
強い精神をお持ちですね。
僕も最近は若干たくましくなりました。
赤ちゃん程度のヤモリなら、
ティッシュ10枚ごしに手でつかんで、
庭に逃がしてあげています。
こないだもティッシュごしにヤモリの赤ちゃんをつまんだのですが、
ヤモリが「きゅー」と鳴きました。
びっくりしました。
こちらが半泣きになりました。
Posted by aji-taro at 2005-10-08 00:15