HOME > 新しいフォルダ

新しいフォルダ

再現写真  もう一ヶ月くらい経つでしょうか。僕のwindowsマシンのデスクトップに、「新しいフォルダ」というフォルダが放置されたままになっています。
 この一ヶ月。見て見ぬふりをしてまいりました。忘れたふりをしてまいりました。でも毎朝パソコンを起動するたびに目に入る、なんかムカつくフォルダ。毎朝よみがえる、いまわしき記憶。うくく。いややなぁ。ごみ箱にポイするか?ってノーノー。それは“逃げ”なんちゃうんか?うっふ~ん・・・・・・。ま、とりあえず見んかったってことで。
 とまぁそんな按配で、この一ヶ月を過ごしてきたのですが、この一ヶ月の僕の生活を振り返ってみるに、どうも毎日微妙に鬱だったというか、精神がノリにノッていなかったというか、とにかくそういうパッとしてない状態だったのはやはりこれ、デスクトップに巣くう、その「新しいフォルダ」が原因なのではないか、と。
 このままではずるずる2006年もパッとしないのではないか。やっぱ逃げたらいかん。人生逃げずに、この「新しいフォルダ」と向き合うしかねぇ。壁を打ち破るのだ!のだ!俺!

 っつーことで、前置きがウザくなりましたが、その新しいフォルダに入っていたのは左上の写真です。日付は11月のものです。

 寒さが厳しくなり始めた11月末のある日、いつものように聖生丸で釣りに行きましょう、ってことに。
 出発前、今日はヒラメ釣るぞ、ヒラメっつったら高級魚やんか、わはは、などと友人と二人妄想にふけり、釣具店にて釣り針・重り等4000円分の仕掛けを購入、意気揚々と聖生丸に乗り込んだのです。が。

 桟橋と聖生丸とを結んでいる縄を僕がほどき、いざ出発って段になったと思いきや、聖生丸最後尾のエンジン部でスタンバイしていた友人が、「うわぁ、待って待って!まだ後ろの縄ほどいてないけん、桟橋から手ぇ離さんといて!!」と絶叫。見ると確かに、船の後方は桟橋に固定されたままで、船の先端のみが、どんどん右に流され桟橋から遠ざかり、船があらぬ方向に旋回しようとしています。

 あせった僕は瞬間、聖生丸からはっしと桟橋をわしづかみ。その模様を再現し、友人が写真におさめたものが左上の写真であるわけですが、はっきりいって全く再現しきれていないというか、再現不可能だったというか、実際には船の先端はもっと右側に振れており、僕の体は、写真では腰のところで90度に曲がっていますが、実際には180度でした。すなわち僕があわてて桟橋をつかんだ時点で、桟橋と船の間はけっこう広く、僕の体は一直線状。
 人間、体を一直線状にしていては、踏ん張りというものがまったく効きません。よって船の先端はますます右に振れ続け・・・・・、はい、わたくし、海に落ちました。ざっぽーん、って。

 瞬間僕は完全にパニック状態で、一瞬後に気づいたら桟橋側にへばり付いていました。
 僕のパニックぶりの一部始終を目撃した友人は、「いやぁ、久しぶりに“バタ足”見たわ」とゲラゲラ笑っていました。

 以前このブログで、聖生丸のロゴペイントしてやったら、えらい不吉なロゴになってもーた、おもろかった、と書きましたが、不吉な予感は見事に的中、しかも船の所有者にその不幸が訪れたのではなく、そこはやっぱロゴを作成した僕自身に不幸がのしかかったわけであって、海の神様っておるんやなぁ。海の神様の偉大さを痛感した次第です。すみませんでした。

 それにしても恥ずかしかった。惨めだった。まわりにはセカチューのロケ地めぐりをしている観光客さんもちらほらいました。ほんま庵治町民として情けない。庵治町民失格です。僕なんて所詮はおかサーファーです(意味不明)。
 それでもその時は強がって、はは、ブログのええネタができたわ、はは。などと空元気で乾いた笑いを連発しながら、海に落ちる直前を再現し、友人に写真を撮らせたのですが、やはり心の中は、羞恥心・自尊心等なんか色んなものが混ぜこぜになった、どんよりした感じの感情に満ち満ちていて、結局今日までこの事件をずるずるブログに書けないでいたというか、つーかそもそもその再現写真の僕も海に対する恐怖心から、えらいへっぴり腰になってるし、もうとにかく、ほんま海いや。釣りいや。思い出したくもない。
 鈍くさい僕には釣りは向いていません。というか僕のような都会的でスタイリッシュな男には、釣りなんていうモサい趣味は似合わないのだ。隠してたけど、実はそもそも釣った魚触るのも怖かったし。もうこれを機に釣り卒業宣言。僕なんて所詮はおかサーファー(意味不明)。2006年はテニスとか乗馬を始めよう。

 ちなみに海に落ちたその日その後、全身ずぶ濡れのまま、気合いで沖に出ました。が、冬の海はけっこー波が高く、僕、5分程でしたたか船に酔いました。ってゆーか、体びしょびしょで寒ぃ。運転している友人に「すいません・・・・、もう港に帰ってください」と泣く泣く申告。4000円分の釣具たちは一度も海に投じられることなく、ちょっと海をドライブしただけで帰港したのでした。ま、自分、おかサーファーっすから(意味不明)。

 とりあえず、これでやっと「新しいフォルダ」をごみ箱にポイできます。2006年を気持ちよく迎えられそうです。たぶん。

Comments (2)

ん~、確かに見事なへっぴり腰ですね。
でも、この事件から1ヶ月も経たないうちに、「漁師のせがれ」は強風波浪注意報の中、出船して(私が無理やり出船させて)、ずぶ濡れになってましたから。
だって、カッパ着てこないんだから、スエットパンツじゃ無理でしょ、なんぼなんでも。
「度胸は”いっちる”やけどの」

>ちゅうちゃん。さん

コメントありがとうございます!!

我ながら、ここまでへっぴり腰になっている人間を見たことがありません。
この時以来、海辺には近づいていません。
海はほんま危ないですよ!

強風波浪注意報の中を出船するなど、僕の中ではありえません。
「漁師のせがれ」くんの度胸が“いっちる”なのではなくして、「ちゅうちゃん。」さんの釣りに対する情熱こそが“いっちる”というか、“いっちる”以上に“超いっちる”でらっしゃるような・・・・・。

Comment Form

(必須)

(必須) ※公開はされません。

(Webサイトをお持ちの方)

Trackbacks (0)

Trackback URL for this entry
http://aji-taro.com/165.php/trackback/