香川県と水不足
「庵治町渇水対策委員会からお知らせします。早明浦ダムの貯水量がたいへん減少しています。住民の皆さん、節水にご協力ください」
と、ところどころ微妙に讃岐弁なまりのアナウンスカーが連日、庵治町内を巡回しています。
いま、香川県は深刻な水不足です。香川県は基本的に毎年夏、水不足に陥るのですが、今年は半端じゃないです。1994年に大渇水があったのですが(確か「高松砂漠の再来」と呼ばれていたような気がします)、今年はその94年をはるかに上回る水不足だということです。
瀬戸内気候。
瀬戸内海に面する地域は、南は四国山脈、北は中国山脈にさえぎられて雨雲がやって来ない。雨が降らない。だから香川県には「ため池」が多いのだ。などと、確か小学校の時分に授業で習ったような気がします。完全にうろ覚えですが。その授業中、雨降らな少年野球の練習が休みにならんやん、と練習嫌いの野球少年だった僕は一人密かにムカついて、授業中であるにも関わらず、急遽内職を敢行、てるてる坊主を大量生産し、授業が明けた休み時間に完成したてるてる坊主たちを教室のベランダに「逆さ」につるし、「あめあめ坊主あめ坊主、毎日雨にしておくれ」と雨乞いをした記憶があります。
そんな香川県の大部分の自治体が、四国の水がめ「早明浦ダム(さめうらだむ)」の水に頼っているのですが、いま梅雨の時期であるにも関わらず、てんで雨が降らず、現在(29日)の早明浦ダムの貯水率は「28.1%」だそうです。ちなみに平年値は90.1%。今後もまとまった雨は期待できず、7月11日には貯水率が0%になる見込みだそうです。
そんな状況なので、我が家も節水に協力しているつもりです。例えば風呂なんかはもう、ほとんどお湯使いません。半身浴のさらに半身浴、みたいな感じです。さらにその少ない浴槽の水を数個のバケツに移して翌日まで保存、庭の植物に与える水として再利用しています。
植物保護といえば、今回の水不足を受けて、庵治町の幼稚園や小中学校に、浄化センターが下水道の処理水を提供する支援を始めたそうです。
そういえばこないだ、庵治町役場の上下水道課の人が家に来て、我が家の止水栓(左上の写真)をばっちり絞り込んでいきました。そうやって職員さんが一戸一戸回って行ってるみたいです。えらいこっちゃ。お疲れ様です。
さらに庵治町内の水不足関連のことを言わせていただきますと、7月1日に開幕、庵治町内のチームが約3ヶ月間にわたって熱戦を繰り広げる予定だった「第22回軟式野球リーグ戦大会」がこのたびの水不足を受けて、延期になりました。
ぶっちゃけた話、僕はこの大会に向けてここ2週間、夜な夜な素振り、および走り込みを徹底していたので、非常に残念だと言いたいところですが、正味の話、ちょっぴりほっとしちゃいましたわ。というのも実は、夜な夜なの素振り・走りこみは気合いが空回り、完全なオーバーワークで両手両足のマメはつぶれ、物をつかむことも歩くこともままならない状況、開幕直前にして満身創痍でした。
でもあくまで絶対「延期」であってほしい。このまま、雨が降らないので今年の野球は中止です、なんてことになったら嫌やなぁ。雨ほんま降って。
それにしても、野球を休むために学校のベランダで雨乞いをしていた野球少年が、いまや野球をするために雨を切に願っている野球道楽のおっさんになったってのも、なんか哀しい話です。
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